愛知県内の子どもの体重 ほぼすべての年齢で全国平均を下回る 2022年度・学校保健統計調査結果
愛知県は29日、2022年度に実施した学校保健統計調査の結果を公表しました。
学校保健統計調査とは、学校における発育や健康状態を明らかにするためのもので、昭和23年度から毎年実施されています。調査対象となるのは文部科学大臣が指定する幼稚園から高校までの学校。2022年度は、幼稚園44園、小学校67校、中学校45校、高校41校で実施されました。
身長と体重について愛知県と全国平均を比較すると、男子の身長は10歳で上回り、12歳で同値、その他の年齢で下回っています。女子は5歳と6歳で同値ですが、その他の年齢で下回る結果となりました。体重については、男子は10歳で上回り、その他の年齢で下回る結果、女子は全ての年齢で下回りました。
健康状態についての調査では、幼稚園から高校までの全てで「裸眼視力1.0未満の者」及び「むし歯(う歯)」率が他の疾病などに比べて高い結果となりました。小学校から高校では「鼻・副鼻腔疾患」の率も高くなっています。
肥満傾向児の割合を全国平均と比べると、男子は10歳と15歳で上回り、女子は9歳で上回っています。痩身傾向児の割合については、男子が10歳から17歳で上回り、女子は5歳および9歳から14歳で上回る結果となりました。
学校保健統計調査は通常4月1日から6月30日の間に実施しますが、2022年度は新型コロナウイルスの影響で年度末まで延長したことから、県は過去の数値とは単純比較できないとしています。