名古屋市にある繊維製品販売会社の元役員の男が、会社の口座から約1億2000万円を横領したとして再逮捕されました。

男は5年間で約2億円を横領していたとみられています。

業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、守山区の繊維製品販売会社「丸眞」の元経理担当役員・浜島勇夫容疑者（63）です。

警察によりますと浜島容疑者は去年12月までの約2年間、31回にわたり、会社名義の口座から自身の口座に合計約1億2300万円を送金し横領した疑いがもたれています。

調べに対し浜島容疑者は容疑を認め「高級車や高級腕時計、交際相手へのブランド品などの購入費にあてた」という趣旨の供述をしているということです。

浜島容疑者は、社員の給与などの管理を1人で担当していて、退職した従業員に給与を支払うようにみせかけ、自身の口座に振り込んでいたとみられています。

浜島容疑者は5年前から同様の手口を繰り返し、総額約2億円を横領したとみられるということです。