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「こんな大ごとになるとは」発掘された化石、‟新種の恐竜”だった!名前は「ササヤマグノームス」に

2024年9月3日 19:10
「こんな大ごとになるとは」発掘された化石、‟新種の恐竜”だった!名前は「ササヤマグノームス」に

 2007年、兵庫県の丹波篠山市で発掘された化石が、 ‟新種の恐竜”であることが判明しました。名付けられた恐竜の名前は「ササヤマグノームス」です。

 兵庫県立大学などの国際研究チームは、 2007年に丹波篠山市の篠山層群で発掘された化石が、「トリケラトプス」などの仲間の新種であると発表しました。

 恐竜は「ササヤマグノームス・サエグサイ」と名付けられ、成長途中の若い個体で、全長は80センチ程度、発見された地層などから1億1000万年前の「白亜紀前期時代」に生息していたと推定されています。

 化石を発見した地質愛好家 足立洌さん
「マッチの先くらいの‟歯のかけら”を発見したのが最初。 こんな大ごとになるとは思っていなかった」

 丹波篠山市ではこれまでに、5000点を超える化石が発見されていて、今回の化石は、2006年に「丹波竜」の化石が見つかった場所と同じエリアでした。兵庫県内で‟新種の恐竜”が見つかるのは、4例目です。

 兵庫県立・人と自然の博物館 田中公教 主任研究員
「(篠山層群では)まだまだ新しい恐竜が見つかっていくと思う。今後の研究が楽しみ」

 「ササヤマグノームス」の化石は、4日から11月10日まで同県三田市の「人と自然の博物館」で特別展示されます。

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