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【速報】大阪“最後の一等地”うめきた2期エリア開業へ 6日の「先行まちびらき」へ記念式典と内覧会 商業施設やミュージアムの展示など初公開

2024年9月3日 11:00
【速報】大阪“最後の一等地”うめきた2期エリア開業へ 6日の「先行まちびらき」へ記念式典と内覧会 商業施設やミュージアムの展示など初公開
うめきた2期地区 記念式典(3日)

 大阪・梅田に9月6日に先行まちびらきする“大阪最後の一等地”、「グラングリーン大阪(うめきた2期地区)」で3日、記念式典が行われ、商業施設やホテルが初公開されました。

 「うめきた」地区は、JR大阪駅の北側にあった旧梅田貨物駅にあたる約24haの広大な土地で、1日約240万人が行きかう西日本最大のターミナルエリアに位置します。2002年から開発が始まり、2013年に第1期としてJR大阪駅に直結する「グランフロント大阪」が開業。残る2期地区が「グラングリーン大阪」として、9月6日に先行まちびらきとなります。

 総工費は約6000億円。このエリアは、“みどり”と“イノベーション”の融合をテーマにしていて、地区面積は9万1000平方メートルのうち半分近くの約4万5000平方メートルは都市公園として、“みどり”が広がります。9月6日に先行まちびらきされるのは、地区全体の約半分で、ホテルや商業施設、大学の研究機関などが入る施設がオープンします。

 3日に初公開されたのは、日本初進出のヒルトンブランド「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」です。300ほどの部屋数のうち、50部屋以上がスイートルームで、スイートルーム1部屋当たりの値段は10万1200円(税込み)~で、外国人観光客の高級志向にあわせた価格帯となっています。

 また、商業施で初公開されたのはホームセンター大手・コーナンの新業態「ガーデンズ ウメキタ」です。植物やアクアリウムを中心に展開した店舗で、「水と緑をもっと身近に」をコンセプトに、従来のホームセンターの品ぞろえから打って変わって、観葉植物や水草などが並びます。

 「グラングリーン大阪」では商業施設だけではなく、「文化」にも力を入れているのが特徴で、公園では1万人規模のイベントが開催できるほか、「新しい文化装置」を謳ったミュージアム「VS.」もオープンします。期間ごとに異なるアーティストや企業などが異なる展示を行う施設で、オープニングを飾るのは、有名音楽アーティストの演出やリオオリンピック閉会式での東京オリンピックへの旗の引き継ぎ式の演出に携わった真鍋大度さんの個展です。AI技術を用いて生成される音や映像による最先端の作品を体感することができるということです。

 「グラングリーン大阪」は9月6日の先行まちびらき後、来年春ごろに賃貸棟やJR大阪駅西口近くの商業施設がオープンし、全体まちびらきは2027年度を予定しています。

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