越前市の国道で女性が死亡しているのが見つかったひき逃げ事件で、警察は大型トラックの運転手など、4人の運転手から詳しく話を聞いています。

8月29日午前1時40分ごろ、越前市横市町の国道8号の交差点内で、女性が倒れているのが見つかったもので、女性はその場で死亡が確認されました。複数の車にはねられていて、遺体の損傷が激しく、身元の特定に時間がかかっていましたが、警察によりますと、亡くなったのは越前市押田2丁目の会社員廣瀬有紗さん(30)と確認されたということです。

事故当時、現場には軽自動車と大型トラックの運転手がいて「事故を起こした」という趣旨の話をしていた他、別の大型トラックを運転していた越前市五分市町の会社員玉村正徳さん(45)も現場に戻ってきて、同じような話をしていたということです。警察によりますと、玉村さん運転の大型トラックが最初に廣瀬さんをはねたとみられています。

その後の捜査で、防犯カメラの映像から、越前市の男性が運転する普通乗用車も廣瀬さんをはね、現場を離れていたことが分かったということで、警察ではひき逃げ事件とみて、関係する4人の運転手から話を聞くなどして、廣瀬さんが死に至った状況などを詳しく調べています。