リニア中央新幹線・トンネル工事の前の調査掘進 愛知県で初めて開始 JR東海
JR東海は、2020年10月、東京外かく環状道路のトンネル工事で住宅地の道路が陥没したことを受けて、安全性を確認するために行うとしていたリニア中央新幹線の本格的なトンネル工事の前の調査掘進を愛知県で初めて開始しました。
8日、JR東海が開始したのは、リニア中央新幹線で愛知県春日井市の約10.1キロのトンネル工事区間、「坂下西工区」の調査掘進です。
調査掘進は、2020年10月、東京外かく環状道路のトンネル工事で住宅地の道路が陥没したことを受けてリニア中央新幹線の都市部における本格的なトンネル工事の前に安全性を確認するために行うものです。
坂下西工区は、地表から、深さ40メートル以上の地下を大型掘削機「シールドマシン」で掘り進めることになっています。調査掘進では、縦穴の坂下非常口から名古屋方面へシールドマシンで250メートルほど掘り進めながら地表の変化や振動を計測し、周辺への影響や掘削時に土砂を過剰に取り込まず崩落を防ぐ作業を管理するなど工事の対策の有効性を調べることになっていました。
しかし、2022年7月、調査掘進の準備作業の一環としてシールドマシンで縦穴のコンクリートの壁(厚さ約2.7メートル)を切削したところ、金属製(タングステンを主成分とする合金)の刃が欠ける損傷を受けるなどして当初の計画より遅れていました。
その後、20か月ほどかけてコンクリートの壁の切削が完了し、8日、愛知県で初めて調査掘進を始めたということです。
また、JR東海は、名古屋市の約7.6キロのトンネル工事区間、「名城工区」の名城非常口でも春日井方面に向けて約300メートルの調査掘進を8日、開始したということです。
調査結果をまとめて今年の夏以降に地元住民への説明会を開くとしています。
坂下西工区と名城工区は、2025年春ごろに本格的なトンネル工事に着手して当初の計画通り2026年3月の完了を目指すということです。
8日、JR東海が開始したのは、リニア中央新幹線で愛知県春日井市の約10.1キロのトンネル工事区間、「坂下西工区」の調査掘進です。
調査掘進は、2020年10月、東京外かく環状道路のトンネル工事で住宅地の道路が陥没したことを受けてリニア中央新幹線の都市部における本格的なトンネル工事の前に安全性を確認するために行うものです。
坂下西工区は、地表から、深さ40メートル以上の地下を大型掘削機「シールドマシン」で掘り進めることになっています。調査掘進では、縦穴の坂下非常口から名古屋方面へシールドマシンで250メートルほど掘り進めながら地表の変化や振動を計測し、周辺への影響や掘削時に土砂を過剰に取り込まず崩落を防ぐ作業を管理するなど工事の対策の有効性を調べることになっていました。
しかし、2022年7月、調査掘進の準備作業の一環としてシールドマシンで縦穴のコンクリートの壁(厚さ約2.7メートル)を切削したところ、金属製(タングステンを主成分とする合金)の刃が欠ける損傷を受けるなどして当初の計画より遅れていました。
その後、20か月ほどかけてコンクリートの壁の切削が完了し、8日、愛知県で初めて調査掘進を始めたということです。
また、JR東海は、名古屋市の約7.6キロのトンネル工事区間、「名城工区」の名城非常口でも春日井方面に向けて約300メートルの調査掘進を8日、開始したということです。
調査結果をまとめて今年の夏以降に地元住民への説明会を開くとしています。
坂下西工区と名城工区は、2025年春ごろに本格的なトンネル工事に着手して当初の計画通り2026年3月の完了を目指すということです。
最終更新日:2024年4月8日 18:44