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藤井八冠が返礼品に記した四字熟語とは…?王座奪取時の盤面解説も披露

2023年11月15日 11:21
藤井八冠が返礼品に記した四字熟語とは…?王座奪取時の盤面解説も披露

将棋界を牽引する、若き棋士が“贈った言葉”とは…?前人未踏の偉業を成し遂げた藤井聡太八冠が、またひとつ大きな快挙を成し遂げた。

藤井聡太八冠が内閣総理大臣顕彰を授与

今年10月、前人未踏の“八冠”達成を果たした藤井聡太八冠。将棋界史上初となる八大タイトル制覇という偉業が称えられ、岸田文雄首相より内閣総理大臣顕彰が授与された。藤井八冠への顕彰状を手にした岸田文雄首相は、「多くの国民に夢や希望を与えるとともに、伝統的な文化である将棋の普及振興を通じ、我が国文化の向上発展に貢献されその功績は誠に顕著であります」と、日々努力を続けてきた藤井八冠の姿勢を賞賛。彼の功績を称えるメッセージとともに、顕彰状と記念の盾を手渡した。

盤面解説も披露!返礼品に記した四字熟語とは…?

顕彰状と盾を受け取った藤井八冠からも、岸田首相にお礼の品のプレゼントが。藤井八冠が渡したものは、将棋の盤と駒。箱の裏には、四字熟語「雲外蒼天」の文字が力強く書かれていた。これまで「大志」や「飛翔」など自身の心意気を文字で表してきた藤井八冠。先日、初の防衛を果たした竜王戦後の会見では、”盤上に没頭して集中して考えるという感覚を大事にしていければ”という思いを込めて書いた、四字熟語「盤上没我」という言葉を掲げ、八冠として頂点の座を守り続ける決意を示していた。「雲外蒼天」という言葉には、”努力をしてさらに実力を高めていくことで、これまでと違う景色が見える”という意味を込めたという。首相への返礼品にしたためた言葉にも、彼の成長に対する静かな熱意が滲んでいた。

また授与式では、王座のタイトルを奪取した盤面について、藤井八冠自らが岸田総理に解説するシーンも。特別な場所で特別な時間を過ごした藤井八冠。授与式後の会見では、「これからも将棋の魅力を広めていきたい」と語った。

2023年は18都道府県で対局!前人未踏の挑戦にも注目

「国家、社会に貢献し、顕著な功績のあったもの」に授与される内閣総理大臣顕彰。歴代の受賞者には、名だたる人物たちが名を連ねている。同じ将棋界では羽生善治氏、最近では、松山英樹氏や佐藤琢磨氏など各界で大きな功績を残してきた人物たちが受賞してきた。個人への授与は、藤井八冠が36人目となる。

今年も全国各地で対局を続けてきた藤井八冠。中京テレビ「キャッチ!」調べによると、2023年に対局のために訪れた都道府県の数は、なんと18都道府県!さらに今年6月には、棋聖戦のためベトナムに訪れている。日本のみならず、グローバルな環境で盤面と向き合ってきた藤井八冠。

将棋界の頂点に立った今、“八大タイトル”防衛という前人未踏の戦いに挑む、若き棋士の未来をこれからも応援していきたい。

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