能登地震から7か月…輪島市で伝統の夏祭り 規模縮小し開催 復興への思い新たに
能登半島地震の発生から1日で7か月です。一時、孤立状態となった石川県輪島市では、被害の爪あとが残る中、伝統の夏祭りが規模を縮小して営まれました。
1日午後、石川県輪島市名舟町で行われていたのは、地元の夏祭り「名舟大祭」。この名舟町は、元日の能登半島地震で土砂崩れが発生して一時孤立状態となり、いまだに1人の行方がわかっていません。
それでも、400年以上続く伝統を絶やしたくないと、規模を縮小して祭りを開催することに。そして1日、代々、地元の男衆に受け継がれる「御陣乗太鼓」が力強く打ち鳴らされ、地元の人たちが復興への思いを新たにしていました。
地元の人
「よかったです。かっこよかったです」
――元気出ましたか?
「はい、出ました」
地元の人
「(大きくなったら)できればこの子にも祭りを見せてあげたい」
能登半島地震では、石川県内で手続き中の災害関連死を含めて339人が亡くなり、いまなお1422人が避難生活を余儀なくされています。また、公費解体は2万4985棟の申請に対し、完了したのは1978棟と7.9%にとどまっています。