北日本大荒れ「ホワイトアウト」で事故続発 22日も吹雪や強風に注意
21日、北海道の東で急速に発達した“爆弾低気圧”の影響で、北日本では雪と暴風に見舞われました。北海道では、猛吹雪による「ホワイトアウト」が原因で事故が相次ぎました。この荒れ模様の天気、22日も十分な注意が必要です。
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21日、北日本は雪と暴風に見舞われました。
北京五輪で銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」の地元、北海道・北見市では、午前8時ごろ、吹きだまりの中に車が埋まる場面も見られました。
北見市民
「一晩でです。参りました」
雪で視界が奪われる“ホワイトアウト”による事故が相次ぎました。21日正午すぎ、湧別町では大型車両が複数台絡み、トラックが国道をふさぎました。
北斗市の函館江差自動車道では、少なくとも30台以上が絡む複数の事故があり、付近では一時150台以上が立ち往生しました。警察によると、この事故で60代の男性1人が死亡したということです。
爆弾低気圧は北海道の東で急速に発達しました。JR北海道は21日、大雪の影響で札幌駅を発着する全ての列車が運休となりました。22日も、始発から特急列車などの運転を見合わせるといいます。
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21日午前11時ごろ、山形・酒田市では取材中に視界が真っ白になり、前を走る車はうっすらとしか見えない状況でした。多くの車が立ち往生する事態となりました。
新潟・妙高市では、21日正午までの24時間で52センチの雪が降りました。午前7時半ごろ、子どもたちが登校した先には、雪が校舎の3階近くまで積もっていました。自宅と職場で21日に2回目の雪かきをする人は――
雪かきをする人
「なかなかないくらい、今年は降ってます」
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北日本や北陸では22日にかけ、吹雪や強風が続くおそれがあり、十分な注意が必要です。
(2月21日放送『news zero』より)