渡辺允・元侍従長が死去 85歳
平成の時代、侍従長として上皇ご夫妻を支えた渡辺允さんが8日朝、亡くなりました。85歳でした。
宮内庁によりますと、渡辺允元侍従長は8日午前9時37分、誤嚥性肺炎のため亡くなったということです。85歳でした。通夜、葬儀は、家族や近親者により行われ、後日、お別れの会が開かれる予定だということです。
渡辺元侍従長は、外務省を経て、平成7年から宮内庁の式部官長を務め、翌年から10年半にわたり側近トップの侍従長として上皇ご夫妻を支えました。
戦後60年となる平成17年には、上皇ご夫妻の戦没者慰霊のための海外訪問としては初めてとなるサイパン訪問の実現にも尽力しました。
平成19年に侍従長を退任したあとは、令和2年まで宮内庁の参与を務めていました。