高齢者のQOL（＝生活の質）の維持・向上を目指す東京都健康長寿医療センター。前身となる「養育院」の創立150周年を記念して講演会が行われました。

高齢者の医療を手がけ、QOLの維持・向上を目指す東京都健康長寿医療センターは9日、その前身となる「養育院」の創立150周年などを記念した講演会を開催しました。

1872年に設立された「養育院」は、幼児から老人まで生活が維持できなくなった人を保護した救貧施設で、渋沢栄一が初代院長を務めました。

講演会では、いかに渋沢栄一が養育院の発展に力を入れたかが紹介されたほか、東京都の小池知事が、「人生100年時代、センターがこれまでの知見の積み重ねに磨きをかけ、世界を驚かせるような成果をあげてほしい」と祝辞を送りました。