待ち合わせ場所などで親しまれた東京・新宿の商業施設「新宿アルタ」が、40年以上の歴史に幕を下ろすこととなりました。

　　　◇

「本当に青春がなくなっちゃうので、寂しすぎますね」

22日、街の人からは悲しみの声が聞かれました。

新宿アルタHPより
「皆様にご愛顧いただいておりました新宿アルタは、2025年2月28日（金）をもちまして、営業を終了させていただくこととなりました」

東京・新宿駅の東口を出た目の前にあるファッションビル「新宿アルタ」。1980年に開業し、新宿を代表する“待ち合わせスポット”としても親しまれていました。

アルタの象徴となっていたのは、大きなモニターです。

現在の元号「令和」が発表される際も、アルタ前に多くの人が集まり、そのモニターにくぎ付けとなっていました。また、2016年に閉業した「スタジオアルタ」はテレビ番組の収録スタジオとしても知られていました。

　　　◇

“営業終了”の発表に街の人は…

「待ち合わせで『アルタの前で』っていったらここ。当時は携帯なかったのでアルタが目印でしたよね。アルタの前だったら間違いない」

「思い出ありますね。アルタの前でみんなと一緒に遊んだり」

新宿アルタを運営している三越伊勢丹は、今回の営業終了の理由について、収益改善が難しく、経営が厳しかったことなどをあげていて、建物が今後どうなるかは未定だということです。