梯川・手取川に新たに「氾濫危険情報」…石川県内6市に「土砂災害警戒情報」
石川県内は大気の状態が非常に不安定となり、加賀地方では4日朝、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降りました。午後1時半現在、6つの市に土砂災害警戒情報が発表されています。
記者「白山市の手取川にかかる一宮大橋に来ています。こちらの街には茶色く濁った水が流れ込み、住民がその様子を見守る姿が見られます」
南下している前線の影響で、県内には暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。加賀地方では4日朝、白山市河内付近でおよそ110ミリなど、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り、気象台は、相次いで「記録的短時間大雨情報」を出し警戒を呼びかけました。
この大雨で土砂災害の危険度が高まっているとして、午後1時半現在、金沢市、白山市、小松市、能美市、加賀市、七尾市に「土砂災害警戒情報」が発表されているほか、白山市や小松市などに避難指示が出されています。
また、金沢河川国道事務所と気象台は、一級河川の梯川と手取川に新たに「氾濫危険情報」を発表しました。5段階の警戒レベルのうち「4」に相当する情報です。
気象台では、加賀では4日夕方まで土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけています。