台風15号接近 静岡市で12時間雨量404.5ミリ…観測史上1位
台風15号は東日本の太平洋側にかなり接近しています。東日本や北日本では25日にかけて土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
台風は現在、東海沖の海上を北東へ進んでいます。このあと日中は、関東の沿岸に近づき、24日夜には、関東の東で温帯低気圧に変わる見込みです。
静岡では23日夜から台風の北側にある活発な雨雲がかかり、猛烈な雨が降り続きました。気象庁は23日夜と24日午前5時過ぎ、静岡中部で「線状降水帯」が発生したと発表し、厳重な警戒を呼びかけています。静岡県では16回にわたって記録的短時間大雨情報が発表され、静岡市では、12時間雨量が404.5ミリに達し、観測史上1位の記録を更新する大雨になりました。
関東でも、未明から非常に激しい雨が降り、25日にかけては北日本でも雨が強まる見込みです。25日朝までの予想雨量は、多い所で、東海で200ミリ、関東甲信で150ミリ、北海道と東北で100ミリとなっています。土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重な警戒が必要です。