アオサが大量漂着 海水浴場は一面の緑に 遊泳“断念”も…
神奈川県横浜市の砂浜に、大量の「アオサ」が漂着しました。海水浴に訪れた客が困惑する一方で、「試しに食べてみる」と“アオサ拾い”を楽しむ人もいました。
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30日、横浜市の海水浴場は、なぜか真緑になっていました。海も緑色になっていました。
記者
「波打ち際はアオサで埋め尽くされています」
その正体は、なんと、アオサです。
「ヌルヌルしてる?いける?」
泳ぎに来たという親子は、恐る恐る足を踏み入れますが…
「やめようか」
海に入るのを断念しました。
「やばいねー、これやばいねー」
「めっちゃくさい!」
サンダルは泥だらけ。厚手のビニールのような感触で砂浜は滑りやすくなっていました。
アオサは、28日頃から急激に増えたといいます。重機をフル稼働させ1日20トンから30トンものアオサを回収しているということです。
海の公園 宮口均園長
「近隣の皆さんにご迷惑をおかけするので、できる限り早く回収をするように努めております」
アオサといえば思い浮かぶのは汁物ですが、回収したアオサは廃棄される予定です。しかし、海水浴場によりますと、通常、汁物に入れるアオサとは種類が違うものの、食べることは可能だといいます。ただ、専門家によりますと、漂着したアオサは腐敗している場合もあるので、口に入れる前によく確認してほしいということです。
「どんな味がするのかなっていう程度で」
バケツを持って海に入り、アオサをつかんではバケツに入れていた男性は、試しにみそ汁にして飲んでみると話しました。
「ちょっと試しに食べてみて、おいしければいいなぁという感じですよね」
大量に漂着した原因は分かっていませんが、ここ数日、風向きが強い北風に変わったことも影響しているのではないかということです。