定着ギリギリ…「ヒアリ」対策確認 山口環境相が東京港など視察
強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」の対策を確認するため、山口環境相が東京港などを視察しました。
5年前に国内で初めて見つかった「ヒアリ」は、「国内への定着ギリギリの段階」とされています。
山口環境相は23日、東京港青海ふ頭のコンテナ集積所を視察し、コンテナ内でヒアリを発見した場合、くん蒸して殺虫処理を行う対策などを確認しました。また、同行した国立環境研究所・生物多様性領域の五箇公一室長は「ヒアリを発見した場合は、外に逃げて広がらないよう、いち早く駆除することが重要だ」と説明しました。
五箇公一室長「定着一歩手前というか、ぎりぎりのところで」
山口環境相「打てる策は全部打つというところを早急にやらなければいけないと思います」
環境省はヒアリ対策を強化するため、「外来生物法」の改正法について今国会での成立を目指しています。