銀行で高齢女性から受けた相談を不審に思い、特殊詐欺を未然に防いだ警備員の男性に、警視庁が感謝状を贈りました。

警備員・村田敏夫さん（64）「普段と違うような動きをしている人に、会社の方もそういう動きは、特に注意しなさいということを聞いていましたので、それを心がけてやっていました。取り組みの中で１つ実を結んでいるのかなと 」

20日、警視庁・東大和署から感謝状が贈られた三菱UFJ銀行久米川支店の警備員・村田敏夫さんは去年12月、ATMコーナーで78歳の女性客から「息子に『税金の申請にお金が必要だ』と言われ、お金をおろしたいがおろせない」などと相談を受けました。

不審に思った村田さんが、息子に連絡するよううながしたところ、特殊詐欺だったことが判明し、被害を未然に防ぐことができたということです。

東大和署の居原豊署長は「これからも地域と連携し特殊詐欺被害を防いでいきたい」としています。