献血者「減少傾向」、コロナ感染拡大が拍車……「1人でも多く」ユニクロに献血車、“職域献血”も
新型コロナウイルスの感染拡大により、人が集まる場所を避ける傾向となり、献血に協力する人が減少しています。赤十字の要請を受けユニクロの店舗駐車場で行われていた献血や、メーカーの事業所で実施された“職域献血”の現場を取材しました。
■感染拡大で…赤十字、ユニクロに要請
1日午後、千葉県茂原市のユニクロ。2月に入り、春先の洋服を探す人もいる中、駐車場では献血が行われていました。訪れた人は「今日は献血」「献血をしに来ました」と言いました。
この献血は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施されました。
東京都赤十字血液センターの担当者
「(感染拡大で)人が集まりやすい場所を避ける傾向にございまして、体調を崩される方が多くいらっしゃいますので、献血したくてもできない方が今、増えてきています」
毎年、冬場から春先にかけては体調を崩す人が増えるため、献血は減少傾向になるといいます。感染拡大がそれに拍車をかけていて、1人でも多く献血をしてもらおうと、ユニクロに協力をお願いしました。
■電気メーカーで…“職域”に協力
東京・府中市の大手電機メーカーNECの事業所でも、献血が行われていました。職域接種ならぬ“職域献血”です。
人事総務部マネージャー
「コロナ禍ということで、(献血の実施を)悩むところもありましたが、献血(をする人)の数がかなり少なくなっているということで(協力した)」
東京都赤十字血液センターの担当者は、「(東京では)2月に関しては、既に2割ほど(企業・団体献血が)中止や延期の申し出が相次いでいる状況」として、こう呼びかけます。
「輸血を待っている患者さんは変わらずおりますので、1人でも多くの方に献血にご協力いただきたく思います」
(2月1日『news zero』より)