広島県呉市で山から「異音」がし、地滑りの恐れがあるとして付近の147世帯に避難指示が出されています。

避難指示は山側の住宅147世帯に出ています。取材中にも落石のような音がし、一時退避が呼びかけられるなど緊迫しました。

26日午前7時半頃、住民から「山が崩れるような音がする」と消防に通報がありました。現地に到着した消防が「異音」を確認したため、市は地滑りの恐れがあるとして147世帯、およそ340人に避難指示を出しました。

呉市・新原芳明市長
「何かあったら取り返しがつかないので、空振りになってもいいので避難指示を出した」

住民
「こわい。手出しも何もできないから」

呉市は26日朝にかけ67ミリの雨が降りました。避難指示解除の見込みは立っておらず、夜に向けて避難者が増えているということです。