3日に大陸のゴビ砂漠で砂じん嵐が発生し、上空には細かな黄砂が巻き上げられました。この黄砂が上空の西風に乗って、週末、西日本に飛来する可能性があります。

■ゴビ砂漠で砂嵐発生

3月2日から3日にかけて、モンゴル北部を低気圧が通過し、ゴビ砂漠では砂じん嵐が発生しました。

上空には細かな砂埃が巻き上げられ、この影響で中国の華北では見通しが悪くなった地域もあり、中国の中央気象台は、3日夜に、砂埃に関する情報を発表し、マスクによる防塵や自動車の運転に注意するよう呼びかけました。

■黄砂は日本にも飛来か

黄砂飛来の予想（5日午前）

大陸で発生した黄砂は、上空の西風に乗って、徐々に薄まりながら日本付近にも飛来する可能性があります。

5日の午前中、山陰から北陸を寒冷前線が通過する見込みですが、この前線が通過した後、西日本を中心に黄砂の飛来が予想されています。

濃度は薄く、遠くの空がぼんやりかすむ程度とみられますが、週末はスギ花粉の大量飛散も予想されますので、砂埃や花粉を吸い込まないようにマスクでしっかりとガードし、洗濯物は部屋干しにするなど対策が必要です。