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【できる対策】最強寒波で都心マイナス6℃の可能性も…わたしたちはどう備える?

2023年1月20日 21:50
【できる対策】最強寒波で都心マイナス6℃の可能性も…わたしたちはどう備える?

週明けの1月24日~26日ごろにかけてこの冬一番の強烈な寒波が日本を襲い、各地で警報級の吹雪などになる恐れがあります。気象条件によっては東京都心でも25日にマイナス6℃まで気温が下がる可能性があると発表されるなど、十分な警戒が必要です。そんな大寒波に襲われたら、私たちの生活にどんな影響があるのでしょうか。事前にできる準備や対策、気をつけるべき点をまとめました。

◆スマホが結露?どうすれば?◆

気温が低下することで身近に起きるトラブルの一つに、スマホの結露があります。

結露は、スマホを寒い屋外から暖かい室内に持ち込むなどした際に急激な温度変化で発生するといいます。充電端子部分で結露すると、充電ができなくなったり端子部分が焼損したりする可能性があります。内部で起きれば、写真がきれいに撮れなくなったりデータの消失につながることもあるといいます。

結露を防ぐためには、スマホをカバンに入れるなど外気に触れさせないようにして、急激な温度変化を避けることが有効。就寝時などに窓際に置きっぱなしにするようなことも避けましょう。

もし結露してしまった場合は、カイロなどを使用せず、電源を切って自然乾燥させることが望ましいそうです。少しでも異常を感じるようなら取扱店に問いあわせをしましょう。

◆外出編 徒歩の場合◆

氷点下となった路面では凍結して滑りやすくなることが想定されます。仕事などで徒歩で外出する際には転倒しないように注意しましょう。

■歩幅小さく、足の裏全体で歩く

凍った路面で転ばないためには、小さな歩幅で、重心を少し前におき、足の裏全体を路面につけるように歩くことが有効です。いつもより時間に余裕を持ち、急がず焦らず行動し、滑りそうな場所を見分けながら歩くことが肝心です。歩きスマホやイヤホンで音楽を聞くなど注意散漫になる行動は控えることも大切です。

■転倒を想定した服装で出かける

外出時には転倒することも考えた服装で出かけましょう。帽子を被り、手袋をつけ、カバンはリュックサックに。もし転倒した時には両手が自由に使え、帽子やリュックサックはクッションとなり守ってくれます。

■横断歩道は注意…滑りやすい場所を知る

どのような場所が滑りやすいのかを知ることも大事です。車や人がたくさん通り、踏み固められる横断歩道や車の出入り口、バス・タクシーの乗降場所などは滑りやすいです。店舗や地下鉄の出入り口なども凍っている場所があるため注意が必要です。

◆外出編 車の場合◆

氷点下になると車のフロントガラスが凍ることがあります。また立ち往生などのアクシデントもあります。

■フロントガラス凍結防止…直接外気に触れさせない

フロントガラスが凍るのを防ぐ対策としては、事前に車カバーをかけたり、フロントガラスにバスタオルなどを貼り付けたりして”直接外気に触れない”ようにすることが大事です。

もし凍ってしまったとしても、熱湯をかけるのは厳禁です。急激な温度差で割れてしまうことがあります。

■道路はどこが凍りやすい?

氷点下の状況で車を運転する際に注意したいのは凍った路面でのスリップです。どの場所が凍りやすいのかを事前に把握しておくことが必要です。車の発進や停止を繰り返す交差点や日陰になることの多いトンネルの出入り口などは凍りやすく、他の路面が凍っていなくても橋げただけ凍っていることもあります。

■車に積んでおきたいモノ

冬の雪道ではバッテリーがあがったり、立ち往生したりすることもあります。さまざまなアクシデントに対応できる物を積んでおきましょう。

<タイヤチェーン、ジャッキ、ブースターケーブル、スコップ、軍手、長靴、懐中電灯・水、非常食、防寒具、毛布>

◆在宅編◆

■水道管凍結を防ぐ2つの対策

氷点下時に住宅などで起きる問題の一つに水道管の凍結があります。水道管が凍結すると水が出なくなり、ひどい場合は水道管が破損してしまう場合もあります。代表的な防御策は2つ。

1つ目は、外でむき出しになっている水道管にタオルなどを巻き、雨や雪で濡れないようにビニールテープでぐるぐる巻きにする方法です。2つ目は家の水道の蛇口を1か所でいいので少しあけておき、水をちょろちょろ出しっ放しにする方法。そのまま流すと無駄になってしまいますのでエコの観点からお風呂場などに水を貯めて再利用するのがいいかもしれません。

■「水道凍結指数」を参考に

住んでいる地域で水道管が凍結する可能性がどれ位あるのかを知らせる「水道凍結指数」を知っておくと便利です。冬場の冷え込みで発生する水道の凍結について注意を知らせる指数で、日本気象協会がHPで発表しています。

指数は気温などを基に計算され、各地域ごとに今日から10日分の指数が示されています。寒波到来前に、ご自身の住む地域の指数を確認し参考にするのもいいかもしれません。
水道凍結指数:https://tenki.jp/indexes/freezing_water/

(取材/参考)東京都水道局・ウインターライフ推進協議会・警視庁HP・首相官邸HP・政府広報オンラインツイッター・JAF HP・NTTドコモ・ソフトバンク・シャープ・FCNT・日本気象協会・防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター

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