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“裁判傍聴でレインボー柄の靴下”めぐる国賠訴訟 国側は争う姿勢

2025年2月13日 14:47
“裁判傍聴でレインボー柄の靴下”めぐる国賠訴訟 国側は争う姿勢

裁判を傍聴する際、性の多様性を示すレインボーの柄が入った靴下を隠すことなどを命じた裁判所の対応は違法だとして、男性3人が国を訴えた裁判が始まり、国側は争う姿勢を示しました。

この裁判は、法廷で妨害行為をする傍聴人などに制限をかけることができる「法廷警察権」を行使して、裁判所が、服装の一部を隠すよう命じたのは違法だとして、男性3人が、国に損害賠償を求めているものです。

原告の大学教授の男性は、2023年、福岡地裁で行われた同性婚をめぐる裁判を傍聴した際、性の多様性を示すレインボーの柄が入った靴下を隠すよう求められ、柄の部分を内側に折り曲げて傍聴したということです。

13日、東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で、大学教授の男性が意見陳述を行い、「私がレインボー柄の靴下を身に着けたとして、裁判所の職務の執行を妨げることになるのでしょうか」などと訴えました。

一方、国側は争う姿勢を示しました。

最終更新日:2025年2月13日 14:47