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生後4か月の男児死亡・元施設長ら書類送検事件 遺族コメント「一瞬も忘れたことはありません」

2025年3月18日 15:33
生後4か月の男児死亡・元施設長ら書類送検事件 遺族コメント「一瞬も忘れたことはありません」

東京・世田谷区にあった認可外保育施設、「託児ルームバンビーノ」で、2023年12月、生後4か月の男の子・真渚己くんが意識不明の状態で見つかり、その後、死亡した事件。

元施設長の男と園の職員で元施設長の息子が、窒息の危険がある「うつぶせ」で寝かせるなどしたことで死亡させたとして、業務上過失致死の疑いで書類送検されたことをうけ、遺族がコメントを発表しました。

(コメント全文)
「事故から一年以上が経ちましたが、私達遺族の悲しみはいまだに深く、大切な真渚己のことを一瞬も忘れたことはありません。安全性を軽視したずさんな保育を行っていた施設長と職員の刑事責任が問われることを望みます。そして裁判を通してなぜ事故がおきたのか検証されることを願っています。またこれまでに起きた乳児の死亡事故はどれも状況が似ています。事故の起きた保育施設をめぐる状況を検証し、それを踏まえた監査を行っていれば防げたはずです。世田谷区の報告書は不十分なもので、事故につながった重要な事実が検証されていません。これではまた同様の事故がおきる可能性のある園を見逃すと思い大変憂慮しております」

最終更新日:2025年3月18日 15:33