「ノババックス」ワクチンの製造・販売を正式承認 国内4例目
アメリカのバイオ医薬品メーカー「ノババックス」が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働相が製造・販売を正式に承認しました。新型コロナワクチンとしては国内で4例目です。
後藤厚労相が承認したのは、「ノババックス」が開発した新型コロナワクチンで、武田薬品工業が山口県の自社工場で製造し、供給します。国内では、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカに続いて4例目の新型コロナワクチンになります。
このワクチンは、従来のB型肝炎ワクチンなどで使われる「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれるタイプで、原則として、3週間間隔で2回接種し、2回目接種から少なくとも半年経過した後に3回目の接種ができるとしています。
アメリカなどで3万人規模で行った臨床試験では、2回接種で90.4%の発症予防効果が確認されたということです。
承認を受け、厚労省は近く、専門部会で、公費で無料で受けられる臨時の予防接種の対象にすることを決める方針で、早ければ来月下旬、各自治体にワクチンが配送され次第、予防接種が始まる見通しです。