年末年始を前に 貸し切りバスなど「安全総点検」始まる
人の移動が多くなる年末年始を前に、貸し切りバスなど輸送機関の安全総点検が始まりました。
「安全総点検」は利用客や物流が集中する年末年始を前に国土交通省が陸・海・空のすべての輸送機関の安全を確保しようと毎年行っているものです。
12日、およそ200台の観光バスをかかえる都内のバス会社で国土交通省による査察が行われ、運転手のアルコールチェックや体調管理の聞き取り、バスのブレーキが正常に作動するかなどの点検が行われました。
この事業者では、所有するおよそ2割のバスに緊急時に客が運転を止めることができる非常停止ボタンを取り入れていて、その動作確認も行われました。
ことし10月に静岡県小山町で観光バスが横転し死傷者が出るなど、バスの事故が多発していることから、国土交通省は、さらなる安全対策の徹底を呼びかけています。