日本の“脱マスク”は? 英女王国葬は「ノーマスク」天皇皇后両陛下もマスク無しで参列
イギリスで行われたエリザベス女王の国葬では、参列者のほとんどがマスクを着用していませんでした。海外では“脱マスク”の動きが進んでいます。一方、日本では今後、どうなっていくのでしょうか。
◇
世界中から2000人以上が参列し、厳かに執り行われたイギリス・エリザベス女王の国葬。会場は参列者の歌声で包まれ、各国の王族の中には日本の天皇皇后両陛下の姿もありました。
天皇皇后両陛下は国葬当日の朝、ホテルを出る時にはマスクを着けていましたが、会場に到着した時にはマスクを外されていました。そして、両陛下はそのままマスクを着けずに国葬に参加されました。
前日のレセプションでチャールズ新国王と握手をされていた天皇陛下もマスクを着けていませんでした。
◇
実は国葬の様子が報じられたことで、日本国内で今、こんな声があがっています。
「誰もマスクしてない」「こんだけ密でノーマスク」「日本はいつまでマスク着用するの?」(SNSより)
密な状態でも人々がマスクをしていない様子に、日本とのギャップを感じた人もいるようです。
日本でも屋外で周囲と2メートル以上距離が確保できる場合や、会話がほとんどない場合はマスクは不要とされています。
しかし、屋内で距離が確保できない場合などはマスクの着用が推奨されている状況です。
街の人は…
「ほかの国に合わせて。日本だけそんなに厳しくしなくてもいいのかなと思います。結局、飲食の時は外しているし、飲食の時に一番うつりやすいのに、外して大きな声で話したり 飲んだりしちゃったりしてると思うので、しらふの時だけ一生懸命つけてもどうなのかなって思います」
「早く外せたらと思いますけどね。まだ、やっぱり怖い面もありますね」
“世界とのギャップ”について、加藤厚生労働相は20日、日本では依然、感染者の数が多いことから、高齢者の重症化リスクが高いことを踏まえた対応をすると話しました。
加藤厚労相
「感染に対する対策はそれぞれの国、あるいは地域における感染の状況に応じて、変わっていくべきものなんだろうというふうに思います」
また、安倍元首相の国葬で来日する外国の要人については、ルールにのっとり屋外ではマスクの着用を求めず、会場内での対応は主催者である政府が判断することとしています。