東京の桜開花発表はいつ?靖国神社の標本木は…今年は“異例の遅咲き”か
先のばしになっている東京の開花発表ですが、22日の最新の桜の状況はどうなっているのでしょうか?中継です。
東京・千代田区にある靖国神社に来ています。多くの人が、桜を囲んで、写真をとっています。開花をいまかいまかと待ち望んでいるのが伝わってきます。
注目のソメイヨシノの標本木を見てみますと、つぼみがふくらみ、根元がピンクがかっているものも確認できます。20日も靖国神社を取材したのですが、その時の桜と比べてみますと、20日はまだつぼみもあまりふくらんでおらず黄緑色でした。それに比べて、22日の桜のつぼみはふっくらとしてきて、徐々に開花しそうな様子がわかります。
まだ黄緑のつぼみも多くありますが、中にはピンクになってきているものもあり、開花が近づいてきているようです。実は去年の東京の開花発表は3月14日で、3月22日の時点では既に満開になっていました。
日本気象協会の最新の予想では、東京の桜の開花予想日は24日(日)になっています。これは10年ぶりの遅い開花予想日なんです。
──なぜ、今年はここまで遅いのですか?
2月が寒くて3月は暖かい。それが桜にとっては、開花しやすい気温なんです。ただ、今年は逆で、2月が暖かく3月が寒い。と、異例の気温になっています。この3月の寒の戻りが、桜の開花を遅くし、足踏み状態となっているんです。
さらに、24日の開花予想も、ずれこむ可能性があります。23日は冷たい雨となり、2月並みの寒さになる予想です。また来週26日(火)、27日(水)もまとまった雨になる予想で、気温が上がらないとみられているため、今年の開花発表はもう少し遅くなる可能性もあるということです。