Wi-Fi整備「待つ人へその場の空気を」 日航機墜落事故から39年
520人が犠牲となった日航機墜落事故から12日で39年です。群馬県上野村の御巣鷹の尾根では遺族らのほか日本航空の鳥取社長も慰霊登山に訪れ改めて空の安全を誓いました。
12日、墜落現場となった御巣鷹の尾根には午前11時までに178人の遺族らが登り犠牲者を弔いました。
遺族も高齢となり登山を見合わせる方も多く、登山の様子をリアルタイムで共有できるよう去年からWi-Fi通信などが整備されています。
慰霊登山者
「Wi-Fiすごーい」「こんなふうに来られない家族やみんなと話ができて、この時間に生でつなぐというのはすごくうれしい。行けなくて待ってる人もその場の空気を感じてもらえるからすごく喜ぶ」
一方、日本航空ではことし安全運航に関わるトラブルが相次ぐ中、鳥取社長も訪れ空の安全を誓い手を合わせました。
当時入社していた社員は全体の0.5パーセントと事故の継承が課題となっている日本航空では、新入社員や10年目などになるタイミングで御巣鷹の尾根を登る研修を続けています。
午後6時からの慰霊式では、墜落した午後6時56分に合わせ黙祷が捧げられます。