日航機事故遺族、自らを題材にした絵本朗読 墜落事故から来月で39年
520人が犠牲となった日航機墜落事故から来月で39年となるのを前に、遺族が自らを題材にした絵本の朗読を行いました。
日航機墜落事故で夫を亡くした谷口真知子さんは6日、群馬・藤岡市で自身を題材にした絵本の読み聞かせを行い、家族など大切な人と過ごす日常の大切さを伝えました。
谷口真知子さん「一日一日を大切に頑張って生きていけば幸せの果実を手にできるよ」
読み聞かせには地元市民のほか、当時、救助にあたった消防団や看護師などおよそ300人が参加しました。
小学5年生「大切な人が亡くなるのは悲しいことだから、みんなもそれをよく知っておいてほしい」
大学3年生「風化させないというか、伝えていくというのが大切だなと」
また、谷口さんは、日本航空で安全運航にかかわるトラブルが相次いでいることに対し、「小さなミスが大きな事故につながることを頭に入れてほしい」と空の安全を訴えました。