台風11号に関する総合情報(16:46)
気象庁によると、大型で強い台風第11号は、日本海を北北東へ進み、6日夜までに日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みです。北日本を中心に暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。
気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
大型で強い台風第11号は、6日15時には日本海にあって、1時間におよそ80キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は、日本海を北北東へ進み、6日夜までに日本海北部で温帯低気圧に変わり、7日にかけて、サハリン付近へ進む見込みです。
また、西日本を中心に、台風に吹き込む暖かく湿った空気や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[防災事項]
<暴風・高波>
台風第11号の影響により、西日本や東日本では、大しけやしけとなっている所があります。西日本では6日は、東日本では7日にかけて、大しけやしけとなる所があるでしょう。また、台風第11号や台風から変わる温帯低気圧の影響で北海道地方では、次第に風が強まり、7日にかけて非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。
6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 25メートル(35メートル)
北陸地方 23メートル(35メートル)
7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 25メートル(35メートル)
6日に予想される波の高さは、
中国地方 6メートル
北陸地方、北海道地方 5メートル
東北地方 4メートル
7日に予想される波の高さは、
北海道地方 6メートル
北陸地方、東北地方 5メートル
の見込みです。
北日本を中心に7日にかけて、暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。
<大雨・雷・突風>
西日本では6日を中心に、東日本では7日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
7日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
近畿地方 150ミリ
東海地方 100ミリ
の見込みです。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
これで「令和4年 台風第11号に関する情報(総合情報)」は終了しますが、地元気象台の発表する警報や注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。