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桐島聡容疑者を5つの爆破事件で書類送検 先月死亡の男を本人と特定

2024年2月27日 13:57
桐島聡容疑者を5つの爆破事件で書類送検 先月死亡の男を本人と特定

桐島聡容疑者を名乗り先月、死亡した男について、警視庁公安部は、桐島容疑者本人と特定し、5つの爆破事件で容疑者死亡のまま、27日、書類送検しました。

過激派組織「東アジア反日武装戦線」のメンバーで、1970年代の連続企業爆破事件で指名手配されていた桐島聡容疑者を名乗り死亡した男について、警視庁公安部は、親族とのDNA鑑定や裏付け捜査を行った結果、桐島聡容疑者本人と特定しました。

また、1970年代に起きた一連の連続企業爆破事件のうち1975年に起きた5つの事件について、容疑者死亡のまま書類送検しました。桐島容疑者は逮捕状が出ていた「韓国産業経済研究所」爆破事件、大手ゼネコン間組の本社ビルの2か所、大宮工場の事件については爆発物取締罰則違反の疑い、作業員1人がけがした江戸川作業所では殺人未遂と爆発物取締罰則違反の疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと、桐島容疑者は「内田洋」という名前で数十年前から神奈川県内の工務店で住み込みで働いていて、先月入院した際に「死ぬときくらいは本名で死にたかった」などと言って桐島容疑者を名乗ったということです。

また、桐島容疑者は公安部の任意の調べに対し、韓国産業経済研究所爆破事件について関与を否定する一方、間組の一連の事件に関しては、関与を認める説明をしていたということです。

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