連続企業爆破事件で指名手配されている桐島聡容疑者を名乗り死亡した男の神奈川県藤沢市にある自宅に、警視庁公安部は2日午前、爆発物取締罰則違反の疑いで家宅捜索に入りました。

警視庁公安部は2日午前10時頃、桐島聡を名乗り、29日に死亡した男の神奈川県藤沢市にある自宅に爆発物取締罰則違反の疑いで家宅捜索に入りました。

男は神奈川県の病院に入院中に桐島聡容疑者と名乗り、先月29日に死亡し、警視庁はDNA鑑定などで本人確認を進めています。

桐島容疑者は過激派組織「東アジア反日武装戦線」のメンバーで1970年代に起きた「連続企業爆破事件」に関与したとして1975年に爆発物取締罰則違反の疑いで指名手配され50年近く逃亡していました。

捜査関係者への取材でこれまでに男が死亡する前、警視庁公安部の任意の聴取に対して「韓国産業経済研究所」爆破事件への関与を否定する一方、大手ゼネコン間組を狙ったほかの爆破事件については関与をほのめかす話をしたことがわかっていて警視庁は裏付け捜査を進めています。