2日連続で天気急変 群馬では“ひょう”で90人以上がケガ
6月2日に続き、3日も関東や東北では晴れ間が一転、激しい雷雨やひょうが降ったところもありました。また、群馬県内では2日に降ったひょうで中高生90人以上がケガをしたこともわかりました。
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2日続けて関東では天気が急変しました。
記者(千葉市、3日午後4時半ごろ)
「千葉県庁前も雨と風が強くなってきました」
3日、大気の状態が不安定となり、激しい雷雨となりました。
東京・葛飾区で撮影されたのは、地面に打ち付け、はねる白い氷の粒、ひょうです。大きいもので3センチほどあったといいます。
東京・八王子市でも、ひょうが降る様子が撮影されていました。ひょうが屋根に打ち付ける音がにぶく響きます。市内の別の場所でも、雷鳴とともに、降り注いでいました。
栃木県宇都宮市や、茨城県取手市でもひょうが降りました。粒の大きさを測ってみると、2センチに近いものもありました。
関東各地で降った「ひょう」。2日にはケガ人も出ています。群馬県によりますと、2日、高崎市などで下校途中の中学生や高校生合わせて91人が被害にあいました。ひょうが頭や体に当たるなどしたということです。
群馬県藤岡市の自動車販売店には、2日にひょうに襲われ、フロントガラスがひび割れた自動車が修理のため持ち込まれていました。
また、埼玉県上里町でも、2日のひょうで2人が軽傷をおったということです。
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東京都心では3日午後から急激に雨雲が発達しました。
東京・品川区の公園では…
撮影者
「うわー、やばい、やばい、やばい。めっちゃ降ってきた」
大粒の雨が降り、わずか15分ほどで地面が雨水で隠れ、あたり一面が水浸しになりました。
神奈川県川崎市では、階段を雨水が激しく流れ、滝のようになっていました。
雷雨に見舞われたのは関東だけではありません。岩手県矢巾町では、地下から噴き出した水で道路が冠水しました。2日に降った大雨で水道管が破損したとみられ、現場は一時通行止めとなりました。
さらに沖縄県糸満市では、大雨の影響で住宅地が見渡すかぎり冠水する被害が出ています
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関東や東北を中心に襲った激しい雷雨。3日夜遅くにかけて、大気の状態は非常に不安定で、低い土地の浸水や河川の増水に警戒が必要です。