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羽田便「乗り放題」&福岡「家賃」で……スターフライヤーが“サブスク”検討 月額20万~30万円? リモートワーク後押し

2022年10月14日 10:53
羽田便「乗り放題」&福岡「家賃」で……スターフライヤーが“サブスク”検討 月額20万~30万円? リモートワーク後押し

東京と福岡間などの空路移動で多くの人が利用する「スターフライヤー」が、新しいサブスクを検討しています。福岡でリモートワークをして、必要な時に東京に行けるよう、羽田便の乗り放題と家賃をセットにします。都内でリモートワーカーの反応を探りました。

■新しい定額サービス…内容は?

羽田空港で13日、福岡で仕事をしてきたというマッサージ師の女性がいました。袋から明太子のせんべいを取り出し、「福岡は初めて行きました」と言います。航空会社はスターフライヤーでした。

旅行で東京に来たという福岡の女性も、スターフライヤーを利用。「ディズニーリゾートに行きます」と話しました。

東京と福岡間の移動などで多くの人が利用する「スターフライヤー」。これまでにない定額サービス、いわゆるサブスクを検討していることが分かりました。

その内容は、羽田空港と北九州空港間の乗り放題航空券と、福岡県内で住める物件をセットにしたものです。月々20万円~30万円ほどで想定しているといいます。

■背景に「リモートワークの浸透」

なぜ、このサブスクを始めるのか。新型コロナウイルスの影響で2年間赤字が続いているスターフライヤーに聞きました。

経営戦略部・山口正樹さん
「リモートワークがあるので、出張もかなり減っています。逆に言うと、リモートワークの浸透が、いろんなところに住めるということを生み出しています。そこに着目してうまく活用したいです」

福岡に住んでリモートワークをしてもらい、必要な時だけスターフライヤーで羽田に行ってもらう取り組みです。搭乗率を上げながら、地方移住も後押しする狙いがあるといいます。

■都内「リモートワーカー」の反応は?

都内でリモートワークをする人たちには、このサブスクはどう映るのでしょうか。東京・千代田区のバーチャルオフィスを訪ねました。

コンサル業(50代)は「ありだな。(サブスクなら)いつでもやめられるっていうのもあるし」と前向きな反応でした。早速このサブスクについての記事を調べ、「めっちゃいいと思いますよ。結構本気で」と言いました。

福岡で食べたもつ鍋の写真を見せてくれたシステムエンジニア(20代)は、魅力を感じつつも「ちょっとまだ給料足りないですね。今のところは検討できないです」。「10万円とか、それぐらいだと嬉しいです」と言うと、隣の人が「安すぎる」と反応していました。

スターフライヤーは今後、具体的な料金や物件などを決め、来年春の開始を目指しているということです。

(10月13日『news zero』より)

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