“統一教会”「養子縁組のあっせん等は一切行っていません」
いわゆる統一教会の信者同士で行われている養子縁組について、厚生労働省と東京都が共同で、週内にも教団に質問状を送る方向で調整していることがわかりました。
世界平和統一家庭連合、いわゆる統一教会は、信者向けの動画で、教義上、養子縁組は認められているとした上で、「天から子宝の恵みを受けた祝福家庭は、その恩恵を子女の授からない家庭にも子女を分かち合う使命と責任があります」などと説明しています。
厚生労働省によると、民間の養子縁組のあっせんを「反復継続して行うには、都道府県への届け出が必要になる」とされていて、届け出なく継続的に養子縁組のあっせんを行っていた場合、法律に違反する可能性もあります。
関係者によりますと、厚労省と東京都は週内にも、共同で教団に対し、養子縁組の実態に関して質問状を送り、調査を行う方向で、調整しているということです。
日本テレビの取材に対し教団は、「養子縁組をおこない、両家が共に祈り合う中で二世の成長を見守るというのは、当法人の美しい伝統となっています」としたうえで、「養子縁組のあっせん等は一切行っていません」と回答しています。