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自転車“ながらスマホ”で…反則金「1万2000円」も? 交通違反で「青切符」導入へ 逆走や片手運転はNG、イヤホンは?

2023年12月22日 10:24
自転車“ながらスマホ”で…反則金「1万2000円」も? 交通違反で「青切符」導入へ 逆走や片手運転はNG、イヤホンは?

警察庁は自転車の交通違反に対し、16歳以上を対象に反則金を科す「青切符」を導入する方針を固めました。歩行者との事故が増加傾向にある中、現在の「赤切符」では手続きに時間がかかるという課題がありました。青切符の対象となる違反や反則金の額とは?

■手続き時間短縮、取り締まり効率化へ

有働由美子キャスター
「自転車の“ながらスマホ”で、反則金1万2000円の可能性があります。16歳以上が対象で、違反行為をした時にお金を払うという方針を警察庁が固めました」

小栗泉・日本テレビ解説委員長
「ある映像を確認すると、スマホを見ていて前を見ないで運転していたり、歩道を歩いている人とぶつかりそうになったりしています」

有働キャスター
「街でよくこういう光景を見かけますし、私も一度坂道でひかれそうになったことがあります」

小栗委員長
「自転車と歩行者の事故は近年増加傾向にあります。去年、自転車が関係した死亡・重傷事故のうち、約4分の3が自転車側に違反行為がありました。もともと刑事罰の対象となる『赤切符』を交付していましたが、手続きに時間がかかるなどの問題がありました」

「このため、手続きの時間が短く、より効率的な取り締まりができる『青切符』を導入しようということです」

■片手運転はNG…ついやりがちな行為

小栗委員長
「どんな行為が該当するのでしょうか。警察庁によると、信号無視や、左側を走るルールに反して右側を走る逆走、スマホなどを使用しながらの運転、これらは青切符の対象になります」

有働キャスター
「どれも、歩行者からしても本当に怖い行為ですね」

小栗委員長
「『〇〇の日、××して運転』すると青切符になります。何だと思いますか?」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「暇な時に両手を放して運転(でしょうか?)」

小栗委員長
「それも確かに危ないのですが、『雨の日に傘を手で差して運転』です。携帯電話を操作しながらの運転は青切符の対象になりますが、片手運転になる傘もダメということです」

■イヤホンは? 想定される反則金の額

小栗委員長
「『イヤホンを付けて運転』もやっている人が多いですが、これは微妙です。東京都は、(音が)聞こえない場合が(青切符の)対象。周囲の音が聞こえないようなレベルで音楽などを聞いていると青切符になります」

有働キャスター
「どれも『やってしまっている』という方も多いと思います」

小栗委員長
「特に悪質だと判断されると青切符となり、反則金の対象となります。原付に対する金額とそろえる方針で、信号無視や(周囲の音が聞こえない)イヤホンは5000円、逆走は6000円、スマホなどのながら運転は1万2000円の反則金が想定されています」

廣瀬さん
「今日も自転車で車道を逆走している人がいました。車を運転している時に、イヤホンをしている人がいたら(危険なため)『嫌だな』となるので、青切符の対象にして反則金を取るのはいいことだと思います」

有働キャスター
「警察庁は道交法の改正案を来年の通常国会に提出し、2026年から『自転車の青切符』運用を目指すということです。安全運転はすぐに、常にしてください」

(12月21日『news zero』より)