“統一教会”がテレビ局など相手取り複数訴訟 弁護士ら教団側姿勢を批判「言論封じを目的とした訴訟と考えざるを得ない」
宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる「統一教会」が、テレビ局などを相手取り、複数の訴訟を起こしていることについて、弁護士など270人あまりが教団側の姿勢を批判する声明を発表しました。
いわゆる「統一教会」は番組出演者の発言で名誉を傷つけられたとして、テレビ局や出演者を相手取り、損害賠償などを求めて複数の訴えを起こしています。
一連の提訴について、1日、弁護士や研究者など270人あまりが声明を発表し、「報道機関などを威嚇する言論封じを目的とした訴訟と考えざるを得ない」と、教団の姿勢を批判しました。
また、声明では、報道機関に対し、提訴によって報道が萎縮することがないよう求めています。
一方、今回の声明に対し、教団側は「提訴は、事実に基づかない報道やコメントに対する抗議であり、妥当なものと考えている」としています。