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あすの告示を前に“直接対決” 東京都知事選…立候補表明4人が文字にこめた“主張”は…

2024年6月19日 21:08
あすの告示を前に“直接対決” 東京都知事選…立候補表明4人が文字にこめた“主張”は…
20日に迫った東京都知事選挙の告示を前に、立候補を表明している小池都知事や蓮舫氏ら4人がそれぞれの主張を戦わせました。

19日朝、蓮舫氏の姿があったのは、離党した立憲民主党の参院議員総会です。

参院議員 蓮舫氏
「20年戦ってきたな、という思いをもっています。頑張ろうと思ったんですけど…」

20日の告示日に正式に立候補すれば、約20年つとめた参議院議員を失職します。仲間への"別れのあいさつ"に、思わず涙がこぼれました。

対する、現職の東京都知事、小池百合子氏は、蓮舫氏が所属していた立憲民主党の最大の支持団体「連合」の下部組織「連合東京」から、都知事選での支援を取り付けました。

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そして夕方、立候補を表明している小池氏、蓮舫氏に加え、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏の4人が、共同記者会見で一堂に会し"直接対決“。

まずはそれぞれの主張を簡潔に伝えました。

東京都知事 小池百合子氏
「私はこの4文字、首都防衛に力を込めました。もっと!よくなる!東京大改革3.0」

参院議員 蓮舫氏
「若者の手取りを徹底して増やす」

広島・安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「仕事をするふりをして一向に成果をあげない。そんな政治屋を一掃したい」

元航空幕僚長 田母神俊雄氏
「都政は都民の安全と豊かな暮らし、これを実現しなければならない」

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そして、それぞれが相手を選んで質問をする、討論コーナー。ところが1番手の小池氏は…

東京都知事 小池百合子氏
「質問の機会を与えていただいて、ありがとうございます。ただ、みなさんの声も伺いたいので質問は特にございません」

質問はなし。現職の"余裕"を見せます。

次に蓮舫氏は…

参院議員 蓮舫氏
「小池都知事に伺います。今後の討論会のあり方についてなんですが、小池都知事側から多忙を理由に断られてしまって、番組の企画そのものが成り立たないと(テレビ局に)言われてしまっている。知事の耳に届いていなければ、残念だなと思いますが、討論会にぜひ一緒に出ていただけないでしょうか」

持ち時間の1分を“これからの東京”についての議論ではなく、全て小池氏への“討論会のお誘い”に使いました。これに小池氏は…

東京都知事 小池百合子氏
「いくつもご連絡いただいてるかと存じます。なかなか公務で忙しいのは、おわかりの通りでございます。いくつかご要望もいただいているので、それらの討論の機会を生かしていきたいと思います」

“お誘い”を受けるか、明言を避けました。

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そして、都の大きな課題、"少子化"については…

東京都知事 小池百合子氏
「私、重要なのは母の数、お母さんの数を減らしてはいけないという思い。今回無痛分娩(への助成)にも、取り組んでいこうと思っています」

参院議員 蓮舫氏
「(少子化は)非婚化が進んでいるからだと思います。貧困の若者が増えている。だったら、今から10年かけてでも、いまの子どもたちが社会に巣立つときに、不安と負担のない東京都を作ることが、長い目でみた少子化対策だと思っています」

それぞれの主張を戦わせました。

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都知事選はこれまでに50人以上が立候補を表明。20日告示され、7月7日に投開票を迎えます。