マイコプラズマ肺炎 報告数過去最多に 東京都
東京都によりますと、9月22日までの1週間に「マイコプラズマ肺炎」に感染した患者報告数が1つの定点医療機関あたり2.80人となり2011年の2.64人、2016年の2.12人を上回り統計が開始された1999年以来過去最多となりました。
「マイコプラズマ肺炎」は主な症状は、発熱、倦怠感、頭痛などの初期症状が現れたあと、徐々に咳がひどくなり、3~4週間程度続くもので、多くの場合は自然に軽快しますが、まれに重症化します。
都によりますと、今年に入ってから今月22日までの「マイコプラズマ肺炎」の患者報告数の9割以上が10代以下の子どもですが、全年齢で1年を通して感染するということです。
主な感染経路は飛沫感染と濃厚接触だとして、都の担当者は、石けんを使った手洗いと場面に応じてマスクを着用し、特に、保育所や幼稚園、学校などでは、職員も含めて手指衛生を心がけてほしいと注意を呼びかけています。