医師ら5人が病院で“喫煙” 全面禁煙の札幌医科大学で…
全面禁煙の病院の敷地内で、医師らが喫煙していたことがわかり、病院側が医師らに厳重注意しました。
◇
札幌医科大学で撮影された映像に映っていたのは、部屋の中でたばこを吸う白衣姿の人々、大学に勤務する医師らです。ゆっくり白い息を吐き出すなどしてくつろいだ様子ですが、敷地内では全面禁煙が定められています。
情報提供した医師
「たばこは体に悪いと指導する立場でありながら、自らルールを破って敷地内で喫煙しているのは、医師という立場上、大きな問題」
映像には、医師ら5人が入れ替わりたばこを吸う様子が映っていました。そして、映像が撮影された場所には、紙袋に入った大量のたばこの吸い殻がありました。この場所で常習的に喫煙していたことをうかがわせます。
受動喫煙を防止するための健康増進法では、病院や学校などの定められた施設内での喫煙は禁止されています。施設管理者が灰皿や喫煙所などを設置すると違反になります。
札幌医科大学によると、大学側は灰皿の設置などはしていませんでしたが、敷地内の3か所で喫煙の事実が確認されたということです。
特定された喫煙者の医師ら5人には厳重注意をしたといいます。