暑さの中、懸命の復旧作業 住民からも不安の声 福岡・久留米市
記録的な大雨の影響で10日、大規模な土砂災害が起きた福岡県久留米市では、暑さの中、重機などを使った懸命の復旧作業が行われています。
現地から中継です。
記録的な大雨から一夜明けた福岡県久留米市の土砂災害現場からお伝えします。
久留米市の最高気温は33.2℃。
午前中からこちらで取材していて、今も強い日差しが照りつけていて、夕方になっても非常に蒸し暑いです。
私がいる場所は、民家や畑が並ぶ場所です。
奥には民家が見えますが、窓、屋根なども大きく壊れてしまっているのが見てわかります。
今回目につくのは、泥の多さです。たくさんの泥が流れ着いているんですが、この暑さで泥も白っぽくなって変化が見られます。この暑さで泥も乾き始めています。そのため土ぼこりが舞う中での作業となり、厳しい環境となっています。
今も重機が懸命に復旧作業を行っているところです。ただ、まだたくさんのがれきが残っています。復旧には非常に時間がかかりそうです。
地域の住民からは、この暑さ、そして今後の不安が聞かれました。
「本当に暑いですよ。その中で片付けしないといけないし、正直大変」
「ショックがでかすぎるからもう、どうしようと。一日でも早い復旧を目指したい。その気持ちでいっぱい」
10日、発生した土石流災害では、10人が巻き込まれ、1人が死亡、5人が重軽傷です。
厳しい暑さにもかかわらず、懸命な復旧作業が行われ、少しずつ、土砂が取り除かれています。しかし、久留米市では、12日には再び雨が降る予報となっていまして、引き続き十分な警戒が必要です。