クリアランス金属を活用した防犯灯 「安全なもの」モチーフは県の花スイセン 福井南高校の生徒が手掛ける
原子力に関する探究学習に取り組む福井南高校の生徒たちが、原発の廃炉作業に伴って出るクリアランス金属を使った防犯灯を完成させました。学校のある福井市の文殊地区で設置が進められます。(2月27日)
27日は県庁を訪れ、知事らに完成を報告しました。クリアランス金属は原発の廃炉作業に伴って出る金属のうち、放射性廃棄物として扱う必要のないもので、生徒たちは住民説明会を開いて安全性をアピールするなど、活用に向けて地域の理解促進にも取り組んでいます。
■福井南高校の生徒
「原子力発電所の廃棄物ということで少し恐怖心があった。学んでいくうちにクリアランスは危ないといものではなく、安全なものということを知ることができた」
■杉本知事
「やっていただいているのは社会の大きな課題の一つ。クリアランス物は安全なモノにも関わらず、使われない。こういう事がずっと続いている中で、このようなものに変えていけるのが分かるのがありがたい」
防犯灯は地区内に9基設置され、3月7日には点灯式が予定されています。