どんど焼きで幕下ろす「勝山左義長まつり」 おはやしにぎやかに、おどけた仕草で太鼓たたく 奥越に春を呼ぶ奇祭
奥越に春を呼ぶ勝山左義長まつりは23日、どんど焼きでフィナーレを迎え、大雪の中、2日間でおよそ7万人が祭りを楽しみました。
■左義長ばやし
「♪蝶よ花よ~、花よのねんね」
市内に12の櫓(やぐら)が建ち、長じゅばん姿の子どもや大人がおどけた仕草で太鼓を叩く「勝山左義長まつり」。最終日の23日も夜まで、にぎやかなおはやしが響き渡りました。
午後8時からは九頭竜川河川敷の弁天緑地でどんど焼きが行われ、14のご神体に火がつけられると、夜空を焦がすように炎が舞いました。訪れた人たちは竹串に刺した餅を焼くなどして、左義長を堪能しました。
■埼玉県から来た親子
「太鼓が楽しかった」
「太鼓を叩いている人の打ち手の楽しさを感じて、めっちゃ自分も楽しく踊ってしまいました」
■福井市民
「雪が多いので、左義長らしい気持ちになった」
市によりますと、雪の影響もあって来場者は去年より2万人少ない、およそ7万人でした。奥越は厳しい冬を乗り越え、暖かい春へと向かいます。