県のブランド養殖魚「若狭まはた」のおいしさをアピール 小浜市の民宿がコース料理を用意
県のブランド養殖魚「若狭まはた」は出荷数が増えた一方、認知度には課題もあります。小浜市阿納の民宿ではマハタを主役に据えたコース料理を新たに用意して知名度アップを図ります。
ほんのりとした赤と清純な白のコントラスト。県がブランド化を目指して養殖に力を入れている「若狭まはた」です。
若狭ふぐの宿 下亟 下亟由明さん
「マハタは早く大きくなるのが良い。1年でこの大きさになるのでふぐより育てやすい。」
「若狭ふぐ」で知られる阿納地区では数軒の民宿が若狭まはたを養殖しています。
下亟さん
「ここでだいたい1000匹くらい。当初は少しの民宿でしか出していなかったが、民宿の主人もおいしい魚だと分かってきて、宿泊客の反応も良いので、たくさんの宿で扱われるようになっている。」
これまではふぐ料理のコースの中にマハタの刺身を提供していましたが、9日から「若狭まはた」を主役にしたコースを始めます。
刺身のほか煮つけやバター焼きなどマハタづくしの6品です。
「刺身は色がとてもきれい。いただきます。すごく甘い。白身魚ならではの淡白な味わいの中にしっかりと甘みがある。」
イチオシの食べ方は刺身のあぶりです。
「香ばしい。あぶりだからこその香ばしさと塩のきいた味わい。そして若狭まはたが持つうまみと甘みが絶妙なハーモニー。」
下亟さん
「まだまだマイナーな魚でマハタっておいしいの?というところから始まるので、まず食べてもらうことが大事。マハタ目当てに来てくれる宿泊客が増えるともっと活気が出て良くなると思う。」
カニやフグに並ぶ新たなブランドの確立へ。福井を代表する海の幸に育てようと地道なPRが続きます。