上品な白身で刺身や鍋料理にピッタリ 福井のブランド高級魚「若狭まはた」の稚魚を出荷 1年半養殖した後 飲食店で提供へ
上品な白身で刺身や鍋料理にするとおいしい県のブランド養殖魚「若狭まはた」の稚魚の出荷が小浜市堅海の県栽培漁業センターで始まり、来月上旬までに嶺南4市町の養殖業者に3万匹を出荷します。
センターでは8日、職員が体長25センチ、重さ250グラムまで育てた稚魚あわせて1000匹を、鋭いヒレで魚が傷つかないように、1匹ずつ仕切ったケースに移していきました。
去年6月にセンターでふ化させた後、1年をかけて育てたもので、餌の食いつきも良く、成育は順調ということでです。
「若狭まはた」の養殖は2020年度に始まり、「若狭ふぐ」に次ぐブランド養殖魚として徐々に認知度は高まっているということです。
福井県栽培漁業センター水嶋 亨さん
「県外の人にもおいしく食べてほしい。若狭はまたというとあのおいしい魚かと皆さんに想像してもらえるブランドになれば。」
来月上旬までに敦賀市と小浜市、それに若狭町と高浜町の養殖業者にあわせて3万匹が出荷され、海でおよそ1年半をかけて重さ1.5キロにまで育てた後、県内の飲食店や旅館で提供されます。