小浜市でトラフグの稚魚の「歯切り」作業 かみつきあうのを防ぐ 5月下旬から7万匹を出荷へ
小浜市堅海の県栽培漁業センターでは4月30日、トラフグの稚魚の「歯切り」が行われ、互いにかみ合って尾びれが傷ついたり病気になったりするのを防ぎます。
職員や養殖業者10人が作業に当たり、麻酔でおとなしくなった体長5~6センチのトラフグの稚魚を手に取って、下顎に生えている歯をハサミで切り取りました。
トラフグは互いにかみ合う習性があるため、あらかじめ歯を切ることで、尾びれを傷つけたり、傷が原因で病気になったりするのを防ぎます。
稚魚は今年2月にセンターでふ化させたもので、エサの食いつきも良く順調に育っていて、5月下旬から県内およそ20の養殖業者にあわせて7万匹を出荷する予定です。