春闘 賃上げ5.10% 過去最高の水準 連合福井まとめ
連合福井が今年の春闘の状況をまとめ、県内企業の賃上げの平均は5%あまりと過去最高の上げ幅となった一方、実質賃金はマイナスの状況が続いていると分析しています。
連合福井のまとめによりますと、組合員1人当たりの平均の賃上げ額は、4377円アップの1万4571円で、率にして5.10%となり、過去最高の水準となっています。
また、今回の春闘で妥結した115の労働組合のうち、8割以上が定期昇給を含めたベースアップを獲得していて「賃上げの流れは企業規模に関わらず、幅広い産業に広がりを見せた」と分析しています。
一方で、連合福井は「物価高騰で実感できる賃上げに至っていない」とした上で「中小企業も継続的な賃上げの原資が確保できるよう、政策面から取り組む」としています。