国内最古!縄文時代のピアス 常設展で魅力発信、新たにフォトスポットも 芦原温泉駅近くの遺跡から出土 あわら市・郷土歴史資料館
あわら市で国内最古の縄文時代のピアスが出土したことをご存知でしょうか。市ではフォトスポットを設けるなど「縄文ピアス」のPRに力を入れています。
あわら市の郷土歴史資料館に展示されている縄文時代のピアスやペンダント。1990年にJR芦原温泉駅近くの桑野遺跡で出土したもので、国の重要文化財に指定されています。また、出土品は7000年前のものとみられ、国内で最も古いということです。
よく見ると、割れ目のあるピアスには穴が開いています。
■あわら市郷土歴史資料館 橋本可奈学芸員
「割れている所の両端に小さい穴を開けて、穴にひもを通して補修をした跡です。壊れたからといって、すぐに捨ててしまうのではなく、修理をして大切に使っていた」
こうした歴史を広く知ってもらおうと、市では今月から3Dプリンタで製作した「縄文ピアス」のレプリカの常設展示を始めました。
■リポ―ト 西岡芽生記者
「透明のショーケースに入った縄文ピアス。展示品ではなくフォトスポットです。ピアスを着けたような写真を撮ることができます」
■あわら市郷土歴史資料館 橋本可奈学芸員
「今まで歴史にあまり興味なかった人にも、これをきっかけに知ってもらえたら」
あわら市で見つかった国内最古の「縄文ピアス」。市の魅力の1つとして、今後もPRに力を入れることにしています。