「高い利益を得ることができる」とうその投資話を持ちかけ、80代の女性から500万円をだまし取った疑いで2人の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは住居不定無職の宮川雄大容疑者(33)と大阪市の自称契約社員の少年(19)です。

警察の調べによりますと、2人は去年12月20日から今年1月30日の間に、大手外資系金融サービスの職員などになりすまし、金などの取引で「高い利益を得ることかできる」などとうその投資話を持ちかけ県内の80代女性から500万円をだまし取った疑いです。

さらに投資を勧められた女性が家族に相談して被害に気付いたもので、 目撃情報や防犯カメラの映像から宮川容疑者らの犯行が 明らかになりました。

2人は集金スタッフをかたって被害者の家を訪ね、現金を受け取る「受け子」とみられますが、警察は共犯事件だとして2人の認否を明らかにしていません。

女性は 投資のウェブサイトで偽の広告をクリックし、投資家をかたる男たちのSNSグループに誘導されたということです。

警察では2人がSNSで実行役を募る、いわゆる「トクリュウ」と関連があり、ほかにも共犯者がいるとみて2人を厳しく追及しています。

県内では、今年6月末時点でSNS型投資詐欺の被害が86件あり、被害額は6億3342万円にのぼっています。