武生工場を拡張 組み立て部門を1か所に集約 生産台数増加と品質アップへ 松浦機械製作所
福井市の工作機械メーカー松浦機械製作所は武生工場を拡張し、これまで福井市の本社工場と武生工場の2か所に分かれていた組み立て部門を1か所に集約させることで、生産台数の増加や品質アップを図ります。(12月8日)
松浦機械製作所・武生工場では8日、工場の拡張に伴う起工式があり、関係者が玉串を捧げるなどして工事の安全を祈願しました。
主力製品の工作機械は、熟練した職人の手作業による調整が品質を左右することから、新たに食堂を設けるなどして、技術の伝承に向けた働きやすい環境づくりも進める考えです。
工場の増設や新たなシステムの導入に伴う投資額は向こう5年間でおよそ40億円となっていて、同社の松浦勝俊社長は「次の世代へつないでいく拠点としたい」と語りました。
新工場棟は創業90周年を迎える2025年1月から稼働する予定です。